なぜ有能な人が成功できないのか?

サラリーマン時代、けっこうやり手だったのに、独立してみたら、いまいちパッとしない人って見たことありませんか?

私の周りには何人かいますし、以前の私はまさにそれでした。

飲食系の上場企業で、けっこう成績優秀な店長だったのですが、自分で飲食店を開くこと3回、すべて失敗しました。

当時は、

「なんで以前はできていたことが、独立したからできなくなるんだ?」

なんて、真剣に悩みました。

今ならその理由がわかります。

「守・破・離」(しゅはり) ができていなかったからです。

「守・破・離」とは?

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「守・破・離」について、Wikipediaには以下のように書いてあります。

~ ここから引用 ~

まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。

その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。

最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。

武道等において、新たな流派が生まれるのはこのためである。

~ 引用ここまで ~


例えば、私が理事を務めている、日本不動産コミュニティー(J-REC)の認定する不動産コンサルタントになるためには、「講演実技審査」に合格する必要があります。

J-RECの作り上げたコンテンツを
  • 決められた方法 
  • 決められた時間  
で講演していただき、それを審査します。

すると、すでに講師としてバリバリ活動している人が不合格になり、ズブの素人が合格してしまうことがあります。

たまに、ではなく、毎年のように同じことが起こります。


なぜ、このような結果になるのかというと、すでに講師の方は、

「自分ならもっとうまくやれる」

という気持ちがとても強いんですね。

なので、こちらは、

「決められたことをきちんとできるかを審査する」

と言っているにも関わらず、

「こうした方がもっと良くなる」

とばかりに内容を改変します。

その結果、不合格 → 再審査となるのです(笑)


私の場合、「ハンバーガー屋の店長」としては優秀でしたが、「ラーメン屋のオーナー」としてはノウハウ不足、経験不足だったのです。

フランチャイズなので、本部の指導に従えばいいものを、

「自分ならもっとうまくやれる」

とばかりに、間違った方向に爆進。

結果、失敗に終わったわけです。


まずは「守」に徹すること

なぜ、今回このトピックを選んだのかというと、最近、私のクライアントさんで、素晴らしい結果を出した方がいるからです。

このクライアントさん、私のコンサルティングを受けて、わずか数ヶ月で売り上げが約2倍になりました。

なぜ、そんな結果が出たのか?

簡単です。

私に言われたことを、すべて、100%やったのです。


私もコンサルティングをするようになって長いのですが、過去最高の結果といっていいです。

過去、

「私のアドバイスを完璧に100%やった人」

は、まったくいませんでした。

まあ、いいところ70%くらいをやってくれる人はいました。

しかし、今回のクライアントさんは、100%やったのです。

すると一瞬で売り上げ倍増。

なぜか? 「守・破・離」の「守」がきちんとできていたからです。

この方は優秀なので、いずれ「破」そして「離」と進んでいくと思います。

ですが、まずは「守」なのです。

多くの「有能な方」は、

「まずは『守』から始める」

これができないから、望んだ結果が出ないんですね。


私は昨年暮れからビジネスモデルを変えましたので、学ばなければならないことがたくさんあります。

そのために「守・破・離」ということを強く意識するようにしています。

「まずは師匠の教えをきちんと守る」

これができないと次に進むことはできません。

いまいち結果が出ていない方は、

「自分は『守・破・離』ができているのか?」

と、自分を振り返ってみてくださいね。

必要のない工夫をしているかもしれませんよ。